2019.06.10

「いきサポ」で勤務環境改善を促進!

2019年4月より、働き方改革関連法案の一部が
施行され、現在「働き方改革」は大企業だけ
でなく中小企業にとっても重要な経営課題の
1つとして認知されてきています。


これは、医療機関も同じです。
病院だけでなく、クリニックにおいても
「働き方改革」は取り組むべき課題といえます。


特に医療機関で取り上げられているのが
医療従事者の勤務環境の改善です。


人口減少、若い世代の職業意識の変化、
医療ニーズの多様化に加え、医師の偏在などを
背景として医療機関における医療スタッフの
確保が困難の中、継続的に質の高い医療サービス
体制を維持するためには勤務環境の改善を通じて
医療スタッフが健康で安心して働くことができる
環境を整備することが重要です。


■勤務環境改善に取り組む効果


働き方改革の一環として、
勤務環境改善に取り組むことで
経営の視点からは次の効果が期待できます。


①離職率の低下


職員にとって勤務環境の良し悪しは、
身近な問題だけに離職率に大きく影響します。

より働きやすい環境を整備することで
定着率の向上に貢献することができます。

特に女性の多い医療機関にとっては、
結婚や出産などのライフイベントに
柔軟に対応できる働き方を整備することが
重要となってきます。


②スタッフ採用にプラスの影響


最近の求職者は、就職するにあたり
かなり情報収集をしています。

働き方改革については、採用側よりも
求職者の方が敏感かもしれません。

ホワイト企業の条件として、
「ワークライフバランスの実現」、
「職場環境が快適」
「勤務スタイルが柔軟」などが
挙げられるそうです。

勤務環境改善に取り組んでいる
姿勢をうまくPRすることは
スタッフ採用に効果的といえます。


③経営の姿勢を職員に示せる


長期的な経営の視点からすると
上の①②よりも③の方が
意義があることかもしれません。

勤務環境改善に取り組むということは
ある意味、「職員を大切にしてますよ」
という経営の姿勢を示すことに繋がります。

それが浸透することにより
職員は職場に対する誇りや愛着、
経営側に対する信頼感がうまれ、
エンゲージメントが高まります。

その結果、職員の生産性も向上し
より良い医療サービスの提供に
繋がることが期待できます。


■「いきサポ」のデータベースを活用


いきいき働く医療機関サポートWeb
(以下「いきサポ」)をご存知でしょうか。


厚生労働省は、医療機関の勤務環境改善を
促進するために専用サイトを開設しています。


それが、「いきサポ」です。


当サイトでは、医療機関の勤務環境の改善に
役立つ各種情報や医療機関の取り組み事例を
紹介しています。


随時、事例などが寄せられているようですので
職場環境の改善を促進するためのデータベース
として、活用することができます。


まずはすぐに取り組めることとして
「いきサポ」を覗いてみてはいかがでしょうか?


■いきいき働く医療機関サポートWeb(厚労省)
https://iryou-kinmukankyou.mhlw.go.jp/

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◆筆者プロフィール
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森田仁計(もりた よしかず)
医療総研株式会社
認定医業経営コンサルタント
1982年、埼玉県生まれ。
法政大学工学部卒業後、株式会社三菱化学
ビーシーエル(現LSI メディエンス)に入社。
現場営業から開発・企画業務まで携わる。
2015年、医療総研株式会社に入社し、
認定登録医業経営コンサルタントとして、
医療機関の経営改善や組織変革、
人事制度構築などの運営改善業務に従事。